オリーブ日記
圃場
2017.12.20
冬の仕事
ここ静岡県沼津市では、ここ1ヶ月ほどまともな雨が降ってないので圃場の土中水分が大変心配になっているところです。
さて、冬場の作業のひとつである圃場の整備として、圃場Cと西側隣接農地との境界線にある境界目印の樹木の剪定を行いました。
今年の3月ころ樹高150cm程度に刈込み、枝を剪定して間引いたお茶や榊の木が、ボサボサで2m近くまで伸びたので、オリーブ作業の閑散期に再度樹高120cm~150cm程度に刈込みました。
ここ(圃場C)は年中西風が吹いている土地柄なのでこれらの樹木は風除けも兼ね、また、よく見ると西に向かって下がる段々畑なので土留めの役目も果たしています。
だから常緑樹を植えてあるのですね。目隠しも兼ねた住宅の生垣も同様ですね。
先人の知恵というのは、理に適っていて感心させられます。
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2017.12.13
光と色と虫
冬になり、今年も害虫との格闘が終わろうとしています。オリーブに集まる害虫といえば ハマキムシ スズメガの幼虫 ネキリムシ 毛虫などが主なものです。そうです幼虫です。もちろんそれ以外にも害虫はいますが大半がこれらの幼虫です。
現在行っている害虫駆除の方法は、殺虫剤の散布と捕殺。これに費やす労力と時間がバカになりません。何か良い方法はないものか?
光と色と虫との関係について書かれた論文を見つけました。それにはこんなことが書かれていました。
「正の走光性」をもつ虫に対しては、虫たちが「光」を感じる波長を遮断した照明にすれば虫は寄って来ない。つまり紫外線と光を感じる波長を遮断すると、黄色やオレンジや緑色の光になるらしい。ただし、夜間に照明器具を使用していない我々の圃場には関係ない話かな。
次に「色」について、夜間に虫が寄って来ないのは黄色やオレンジの光だったが、昼間は真逆で黄色やオレンジ色に虫たちは集まってくるという実験結果が紹介されていた。我々の圃場には品種別の看板に黄色をつかっている品種があった。偶然かもしれないが黄色い看板をつけていた品種に害虫が多かったような気がした(論文を見る前からそう思っていた)ので、早速、黄色の看板を撤去し、代わりに(論文内の実験結果から)虫が寄り付きにくい青色の看板に付け替えてみた。これは「駆除」ではないが、害虫の成虫を寄せ付けず成虫に産卵させなければ、幼虫の捕殺よりはるかに効率が良い。
また、オリーブから少し離れた場所に黄色い虫取りシートでも設置しておけば更に効果が上がるかもしれない。
ただ心配なのは・・・・・天敵となる虫達も・・・・・・・
試行錯誤は続く。。。
************************************* チームリーダー でした
2017.06.07
すでに追われ気味
オリーブがグングン成長しているその傍らで、雑草も・・・・ (T T)
栽培方法のご指導を受けている当初から「根本周辺に雑草を生やさないこと」という注意事項があります。
根元付近に雑草があると、害虫を呼び込んでしまったり、害虫被害を見つけ難くなるという理由です。
それに付け加え、オリーブの根に与えたい土壌中の栄養分を雑草に横取りされてしまうのでは? と
心配もしています。
根元周辺に雑草が生え始めました。
1週間ほど前に根っこ引っこ抜いて草取りしたん
ですけどねぇ
土壌中の栄養分が雑草に横取りされてるって気持ち
わかっていただけますか?
オリーブの近くで草刈機を振り回すこともできないので
これを使って根っこから引っこ抜きます。
地道な作業ですが、オリーブの成長と害虫対策のためです。
見難いですが一番左の列が雑草除去済み
中央の列は半分より手前側が未除去の状態
除去済みの列を見ると、土の色と雑草の緑色の
コントラストが美しい。自画自賛です。
昨年は、頑張って オリーブの根本周辺以外の通路部分の雑草も
綺麗さっぱり除去しましたが、風が吹くと土埃がひどく、
特に、隣に民家がある圃場Aでは、相当なご迷惑をお掛けして
しまったのではないかと反省し、
今年からは、通路部分には下草を生やしてみることにしました。
下草といっても、ただ雑草を生やしておくだけでは圃場の美しさ
に欠けるので、JunとReeのJ・Rコンビの発案により、
・見た目の可愛さ
・旺盛な繁殖力
・四葉を見つける楽しみ(これはオマケ)
クローバーを下草にしてみることにしました。
現在、圃場の空きスペースでクローバーを栽培中。
一度、雑草を除去してから、クローバーを移植しようと考えて
ます。
はたして成功するかどうか?
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