オリーブ日記
2017.12.13
光と色と虫
冬になり、今年も害虫との格闘が終わろうとしています。オリーブに集まる害虫といえば ハマキムシ スズメガの幼虫 ネキリムシ 毛虫などが主なものです。そうです幼虫です。もちろんそれ以外にも害虫はいますが大半がこれらの幼虫です。
現在行っている害虫駆除の方法は、殺虫剤の散布と捕殺。これに費やす労力と時間がバカになりません。何か良い方法はないものか?
光と色と虫との関係について書かれた論文を見つけました。それにはこんなことが書かれていました。
「正の走光性」をもつ虫に対しては、虫たちが「光」を感じる波長を遮断した照明にすれば虫は寄って来ない。つまり紫外線と光を感じる波長を遮断すると、黄色やオレンジや緑色の光になるらしい。ただし、夜間に照明器具を使用していない我々の圃場には関係ない話かな。
次に「色」について、夜間に虫が寄って来ないのは黄色やオレンジの光だったが、昼間は真逆で黄色やオレンジ色に虫たちは集まってくるという実験結果が紹介されていた。我々の圃場には品種別の看板に黄色をつかっている品種があった。偶然かもしれないが黄色い看板をつけていた品種に害虫が多かったような気がした(論文を見る前からそう思っていた)ので、早速、黄色の看板を撤去し、代わりに(論文内の実験結果から)虫が寄り付きにくい青色の看板に付け替えてみた。これは「駆除」ではないが、害虫の成虫を寄せ付けず成虫に産卵させなければ、幼虫の捕殺よりはるかに効率が良い。
また、オリーブから少し離れた場所に黄色い虫取りシートでも設置しておけば更に効果が上がるかもしれない。
ただ心配なのは・・・・・天敵となる虫達も・・・・・・・
試行錯誤は続く。。。
************************************* チームリーダー でした
2017.12.08
年末の大仕事
今年も残り1ヶ月を切りました。
12月に入りこの地域(静岡県沼津市)も最低気温が1桁台、最高気温も20℃を下回るようになりました。
オリーブも冬場の休眠期に入ったと思われるので、今年の散水作業を終了し土壌中の水分補給は降雨まかせに。大変な作業が一つ減りやれやれと思った途端に・・・雨が降りません。先日、自他ともに認める雨女コンビのReeとJunが神社にお参りした途端です。極端な気象の変化は困りもんです。
さて、年末(冬場)になりオリーブも成長を止めたこのチャンスを生かし、昨年は忙しくてやることができなかった個々のオリーブの成長記録(個別のカルテ)の作成を、3人態勢になった今年からやることにしました。現在は542本のオリーブを1本ずつデータを取る地道な作業です。しかも数年後には2000本?(目標です) 考えただけで白髪が増えそうです。
5年後、10年後・・・ かけがえのない貴重なデータになるはず
今日は「雨」の予報なのに。。。 まだ。。。
********************** チームリーダーでした