まちづくり事業(再開発・PFI事業)

人が住みよいまちの未来を創造する。

環境整備に関わる私達の使命です。

時代の変化とともに、まちも人も変化せずにはいられません。

まちの在り方、それをとりまく環境整備、

そしてなによりそこに暮らすひとの幸福を、

真剣に、誠実に考える、未来づくりカンパニーでありたい。

加藤工務店は地域との連携で進められるまちづくりに積極的に参画し、

暮らしの未来をよりよくする多彩なアイデアを発信しています。

再開発事業への取り組み

「再開発」とは?

再開発とは、ある時代に一度人の手でつくられた街や建築物を新しい時代にあったカタチにつくり直したり、改修・保存したりすることです。ひとことで言えば、そのまちに住む人やそのまちに来る人がより充実した暮らしをするための「街づくり」をし直すことです。

なぜ「再開発」が必要なのでしょうか

沼津市の中心部は、戦後復興期の昭和20~30年代に今の街並みの基本が形成され、築60年を超える建物も珍しくありません。比較的密集して建てられているため災害の危険性も高く、環境も決して良いとは言えません。

また、中心市街地の人口の空洞化、既存商店街の活力の低下も顕著で、個人だけで再構築をしようとしてもなかなか問題解決にはならないため、エリアごとの再開発の必要性が叫ばれています。

「再開発」を進めていくために、私たちが出来ること

「再開発」は「公共の福祉」を目的としています。「再開発」を行いたいと思っても、最終的にはエリア内権利者全員の合意がなければ成就できません。段階ごとに同意をとる作業を繰り返していきますので、再開発を進めていくのはとても時間がかかります。そのため、長期にわたって全体最適を目指す熱い志が権利者側にも、それを支えていく事業協力者側にも必要です。

「再開発」の収支は、調査・計画、補償、工事などのすべての事業費を新しくつくる床の処分費と補助金で賄います。そのため、長期間のファイナンス計画が非常に重要です。首都圏のように床の価値が高いところでは、大手コンサルやゼネコンがリードしてくれますが、沼津のような地方都市では、金銭的な負担無では協力いただけないのが実情です。

また、地方のまちの再生は「再開発」という手法だけでは解決できない課題も多く、地域事情に詳しい再開発の専門家はいないのが現状です。地域の課題解決も含め、未来のあるべき姿を共有し、寄り添っていくことが重要だと考えます。ですから、私たち加藤工務店もしっかりと専門知識を習得し、ずっと寄り添って一緒に再開発に携わっていきたいと考えています。

※沼津市町方町・通横町地区第一種市街地再開発事業 事業協力者として現在参画中

  

PFI事業への取り組み

「PFI」とは

プライベイト・ファイナンス・イニシアティブの略称で公共施設等の設計、建設、維持管理及び運営に、民間の資金とノウハウを活用し、公共サービスの提供を民間主導で行うことで、効率的かつ効果的な公共サービスの提供を図るという考えです。

「PPP」とは

パブリック・プライベイト・パートナーシップの略称で、公民が連携して公共サービスを行うスキームです。
PFIはPPPの代表的な手法の1つ。PPPの中にはPFI、指定管理者制度、公設民営方式、包括的民間委託、自治体業務のアウトソーシング等も含まれます。

静岡県や沼津市が公募したPFI・PPP事業を、当社を含む企業チームが受託し、現在もその維持管理が継続されています。

同事業は県や市が公共事業を細分化(設計・建設・維持管理・運営等)して発注してきたものを1つにまとめ、要求事項を整理したうえで、民間事業者に独自の提案や価格、実施内容を競わせ、最高点を取得した事業者(チーム)を選定するものです。

この事業へのチャレンジは、公共サービスの本質の追及や最適を導き出す発想力が養われ、他の事業へも生かされています。公民連携はこれからも進んでいくことが予想され、地域社会の運営の担い手として貢献していきたいと考えます。

オリーブ事業

当社では2016年より、オリーブの栽培事業を開始しました。耕作されなくなった農地をお借りして、市内農家の皆さんとオリーブの産地化を目指しています。

オリーブ事業は建設業なのに畑違いと思われるかもしれませんが、私どもにとっては「未来づくりカンパニー」を象徴する事業です。

家づくり、まちづくりと同様に「しあわせ」づくりとしてオリーブの栽培やオイルの利用などその活動の広がりが、皆様に、このまちに潤いを与えてくれるものと確信しています。

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